ガルシアの隠れ家 by grass-b |
待ちに待った千春農園の紅玉が届く。 今年は雹に打たれて傷が付いてしまったとのこと。 でもおいしさに変わりはないので気にしない、気にしない。 換気を止め店の中を甘酸っぱい香りで満たしながら、 おもちゃのような皮むき機でクルクル、クルクル、終日コンポート作り。 さぁーて、アップルパイを焼こう。 できたてのアップルパイ! 舌を火傷しそうな熱々のそれを一口頬張ると私の中でよみがえる秋の記憶。 なつかしく人を無防備にさせてしまうような優しい味。 体の中にも満る秋。 by店主 ♀ #
by grass-b
| 2010-10-24 23:00
残暑お見舞い申し上げます。 暑い日々はもうすこし続きそうですね。 8月13日金曜日は営業いたします。 (12日木曜日は従来通り定休日 とさせていただきます)。 なお、お盆中の大人数でのお客様のお越しは お待たせしてしまう場合があります。 どうぞよろしくお願いいたします。 #
by GRASS-B
| 2010-08-09 07:11
チーズケーキで忘れられないのは六本木にあったユダヤ人のおばあさんが
やっていた「コーシャ」という店のチーズケーキ。 グレーがかった白いそれをカットすると柔らかくひび割れてどろりと崩れんばかり。 濃厚で熟成された隠微な味わい。 あの味を再現したいと長い間試行錯誤を繰り返してきたけれど、 いまや私の記憶の中でファンタジーとなりつつあります。 記憶というのは時間の経過やこころのかたちにしたがって ゆっくりと変わっていくものなのかもしれません。 いまはもう食べることはかなわないという存在感。 コーシャの店の壁に掲げてあった彼女の着物姿の写真を思い出す。 小首をかしげたチャーミングな笑顔の下に「わたしはコーシャ」と書いてあったっけ。 すべて淡い記憶の中に溶けてなくなってゆく感じ。 そう、コーシャはコーシャの、私は私のチーズケーキ。 by 店主♀ #
by grass-b
| 2010-07-27 17:23
和紙が好きでメニューや雑貨コーナーのカードなどにも。 使われているうちに生じる染みや汚れ、 傷や色あせなどは和紙ならではの味わいとなってそれがまたいいのです。 書き込む文字はイカ墨が原料の「セピア」というインクで。 このペンはそういう時に。 by 店主♀ #
by grass-b
| 2010-06-29 16:00
スパイスの香りを封じ込めたババロアにさらにスパイスのシロップをたっぷりかけて。 食べる直前に生クリームを泡立て、ホールのスパイスをきざみ、きざむ。 香りがたちあがり、想像力が広がってイメージが遥か遠くに飛んでゆく。 刺激の風をひとつまみそよがせて、甘さのむこうになにか隠しもったデザートのできあがり。 by 店主♀ #
by GRASS-B
| 2010-06-27 09:49
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