ガルシアの隠れ家 by grass-b |
中村哲氏の30年に及ぶアフガンでのたたかいの最新報告会。
夫と講演会場である練馬区民交流ホールへ。 満員の会場は平日の昼間のせいか年配者が目立つ。 中村医師は映像を使ってユーモアを交えながら淡々と話された。 頑固さを宿した顔はプリミティブな強さも感じられ清々しい。 アフガンの現状は長い戦乱に加え、頸在化した大干ばつによって最悪の状態という。 戦どころではないのだ。 そこで人々が食べて生きていける大地を取り戻そうと「緑の大地計画」が始まった。 この国家プロジェクトにも匹敵する事業は着々と成果をあげつつある。 砂漠が緑の大地に生まれ変わって稲穂、麦、イモやオレンジまで実るようになった。 住民のよりどころであるイスラム寺院や学校も建設し、難民となっていた65万人が帰郷したという。 後半質問の時間が設けられたが、質問者の情緒的な発言は途中で遮られた。 簡潔な質問のみを求められる。 命がけの営為に安全な場所からの感傷に湿った言葉はなにほどの意味もないのだろう。 中村医師の活動の原動力は大和魂。 心意気だ。 清潔な精神の姿勢がかっこいい。 店主 by♀
by grass-b
| 2014-09-08 15:55
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