ガルシアの隠れ家
by grass-b
mizumaru
夫とmizumaru君の卒業制作展を観に六本木の国立新美術館へ。
彼の描くシュールで、背後から怖さがじわりと滲みでるような絵が好き。
それでいて思わずくすりとくすぐられるようなところがあって店でもファンが多い。

今回の「枯れない花」という作品は花にたとえられたカードの一枚、一枚の絵に謎があるようで楽しかった。
それらの「絵」を生けていたのは絵に描かれていた顔を立体化させたような形の花瓶。
「花」の下にさりげなくという感じで置かれていた。
100パーセント自分を出しきったような元気な作品もいいけれど少しの抑制はエレガント。

その後代官山に最近できた「蔦屋書店」で久し振りにゆるゆると過ごし、夕方渋谷迄散歩がてら歩く。
バイトで遅れて来たmizumaru君と「麗郷」で落合い食事。
食後時間があったので「ルパン」で飲むことにして銀座に向かう。
これは「桜桃忌」にお墓参りに行ったというmizumaru君へのサプライズ。

ちっちゃな頃コピー用紙の裏に余白を恐れない(笑)宇宙的な絵を描いていた瑞丸ちゃん。
イラストレーターとしてスタートした今のmizumaru君。
未来があるということは希望であると同時にひとところにとどまっていられないという意味で絶望でもある。
とどまっている「ふり」はできるにしても、「ふり」をすれば失われてしまうものがあって、それがあの輝かしい一瞬だとすれば、そんな「ふり」はとてもできない。
若い日に人生が輝いて見えるとしたら未知の部分が多く自由に夢を描くことができるから。
これからも安易に共感を求めない、毒のある(笑)作品を期待しています。

        by 店主♀

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by grass-b | 2012-03-05 05:40
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